東京・神奈川・埼玉・千葉 の検査情報です。
全国の情報はこちら »

検査イベント紹介

Step1 基礎編 HIV検査のココがはじめ!5つのポイント

Q1.熱がなかなか下がらず、HIVに感染したのではないかと心配でたまりません

HIVに感染したかもしれないという疑わしい症状がある場合には、保健所やHIVの専門医療機関で受診し、HIVの検査を受けることをおすすめします。

【解説】

HIVに感染して2~4週頃に20~80%の人に初期症状(発熱、咽頭(いんとう)痛、頭痛、リンパ節腫脹(しゅちょう)、発疹(ほっしん)など)が出るといわれています。場合によっては症状が重く、入院が必要な状態になる場合や、HIVによる髄膜(ずいまく)炎になる場合もあります。また、HIVが進行した段階での体調不良ということもあるでしょう。体調が悪く、HIVに感染したかもしれないと思う場合には、保健所やHIVの専門医療機関で受診し、HIV検査を希望するのが良いと思います。医療機関では、HIVの検査だけでなく、気になる症状について、適切な検査と治療が行われるはずです。

目次へ戻る

Q2.感染リスクから3ヶ月たっていないと検査を受けられないのでしょうか

心配がある場合は3ヶ月を待たずに、いったん保健所で検査を受けることをおすすめします。ただし、結果が「陰性」だった場合でも、再度期間をあけて検査を受けることを考えておきましょう。

【解説】

迅速検査も含め、現在のスクリーニング検査の検出感度がとても高くになっていて、以前より早い時期からHIVを判定することが可能になっています。ただし「陰性」だった場合でも、感染リスクから3ヶ月経過後に再度検査を受けることをおすすめします。

目次へ戻る

Q3.もし陽性(HIVに感染していた)だった時は、どうしたらよいのでしょうか

HIVの専門医療機関を紹介してもらい、早めに病院を受診しましょう。

【解説】

保健所や医療機関で検査を受け、HIVに感染していることが分かったときは、HIVを専門に診療している病院を紹介してもらい、早めに専門医療機関を受診しましょう。専門医療機関では、HIV感染症による免疫不全がどのくらい進んでいるのか、他に治療が必要な感染症や合併症がないか、今後の治療はどのような見通しで行うのがよいのかについて、種々の検査から病状の評価を行います。
医療費の助成制度を受けるためにはどのような手続きが必要か、今後仕事はどうしたらよいかなど、具体的な生活上の不安についても相談にのってくれるでしょう。病院だけではなく、HIV感染者をサポートする支援団体があります。そこでも相談や情報を得ることができます。

相談窓口や支援団体についての詳しい情報はHIVマップを参照

目次へ戻る

Q4.検査を受けるときに、個人的なことについていろいろ聞かれたりしませんか?ちょっと気が引けます

個人的なことについて聞かれるのには、いくつかの理由があります。しかし、答えたくなければ、答えられる範囲でOKです。

【解説】

HIVに感染しているか、していないかの判断は、血液検査の結果だけでなく、ウィンドーピリオドをこえているか、気になる症状があるかなどの情報を合わせて考えることが必要です。加えて、検査のときに、不安に思っている行為の内容や、いままでのセックス、感染予防のための知識について聞かれることがあります。それはその人に適した相談や情報提供、あるいは今後の予防について伝えるために必要なことを聞いています。
検査機関によっては、今後のサービス改善のために、どのような人達が検査に来ているのか、無記名のアンケートを実施している場合もあります。
しかし、答えたくない質問に対しては、無理に答える必要はありません。

目次へ戻る

Q5.どのくらいの頻度で検査を受けたらよいのでしょう

セーファーセックスをしていても、年に1~2回、検査を受けることをおすすめします。

【解説】

迅速検査も含め、現在のスクリーニング検査の検出感度がとても高くになっていて、以前より早い時期からHIVを判定することが可能になっています。ただし「陰性」だった場合でも、感染リスクから3ヶ月経過後に再度検査を受けることをおすすめします。

目次へ戻る

Q6.献血でHIV検査をしてくれると聞いたのですが

HIV検査の結果は基本的に献血者に知らされないと考えておいた方が良いでしょう。

【解説】

日本赤十字社は、病原体が混入した血液を供給しないために、HIVを含む種々のウイルス検査を実施していますが、あくまでも輸血による感染事故を防止することを目的としていて、献血者の健康管理が目的ではありません。日赤では安全な血液を供給するために、献血者に対して身分証明書の提示を求めます。また、検査目的の献血を防止するために、献血者に対して原則検査結果を教えないことになっています。もしHIV陽性がわかったときに、保健所などで検査を受けるのとは違い、十分なサポートや情報を得ることができません。
また、HIVに感染していたとしても、血液からウイルスが検出できない期間があります。その期間に献血をしてしまうと、知らない間に誰かに輸血されてしまい、HIVを渡してしまうことが起こる可能性があります。
健康チェックをしたい場合、複数の項目のチェックができる保健所もありますので、ぜひそちらを利用しましょう。

目次へ戻る

Q7.病院と保健所、どちらの検査がいいですか

検査そのものの信頼度は同じです。ただし、検査前後の相談体制は、保健所の方が充実しているところが多いようです。

【解説】

保健所は匿名で検査が受けられますが、病院ではカルテの作成が必要になることも多いのです。
保健所や公的なHIV検査機関、病院で実施しているHIV検査は、すべて国が認可した検査試薬、検査手法を用いた検査を実施しています。検査の結果についての信頼度は保健所も病院も同じです。
ただし、保健所などで行っているHIV検査は、検査前後に検査に関する説明があり、希望があれば相談にのってくれたり、感染がわかった時には、十分な時間をかけて対応してくれるなど、対応がていねいなところが多いようです。
一方、病院での検査は診療の合間に検査を行っています。そのため、検査の詳しい説明がなかったり、検査を受ける方の相談に十分な時間を費やせなかったり、診察室での会話が待合室に漏れてしまうというようなところもあります。また、医療機関で検査を受ける場合には、医療機関によって価格が異なりますが、費用 がかかります。加えて、一部の医療機関を除き、実名でカルテを作成するなどして検査を受けることになります。
ただし、保健所と違って、土日や夜間に検査を受けることができたり、予約が必要なかったり、思い立ったときにすぐに検査に行けるなど、保健所より便利という側面もあります。

目次へ戻る

Q8.即日検査だと検査したその日に結果を知ることができるのですか

即日検査を利用した場合、陰性(感染していない)という結果か、判定保留(感染しているか判断がつかない)という結果が出ます。判定保留の場合には、 HIVに感染しているかどうかを判定するために、さらに1週間前後の時間が必要です。

【解説】

通常HIVの検査は、HIVのスクリーニング検査と確認検査の2段階をふまえて、最終的にHIVに感染していることを判定します。「即日検査」は、スクリーニング検査の段階で、結果を受検者に伝えます。スクリーニング検査で「陰性」という結果は「HIVに感染していない」という意味です。「陰性」であれば、検査当日に結果を知ることができます。
HIVスクリーニング検査で「陽性」と判定された場合には、HIVに感染している可能性も、感染していない可能性もある状態ですので、「判定保留」となります。その後HIVに感染しているかどうかを確かめるために確認検査を行い、HIVに感染しているかどうかの最終的な判定を行います。判定保留の場合、最終的な結果を得るために1週間程度かかります。
一方、保健所の中には、1~2週間後に検査結果を伝える「通常検査」を実施しているところがあります。通常検査では、スクリーニング検査陽性の血液に対して、確認検査まで実施した後で、最終的な検査結果を伝えています。

目次へ戻る

Q9.どうして予約が必要なのでしょうか

同じ時間帯に受検者が集中すると、検査の待ち時間が長くなってしまいます。待ち時間をできるだけ短くするための措置です。

【解説】

すべての検査機関で予約が必要なわけではありません。ただし、検査の前には、簡単な問診や検査の説明、検査の後には結果の説明が1人1人に対して行われます。同じ時間帯に受検者が集中すると、検査の待ち時間が長くなってしまいます。そのために、予約制にして1回の受検者の人数を制限している検査機関や、予約時間を設定している検査機関があります。
また、予約時間が決まっている場合は、不必要に他の受検者と顔を合わせなくても済むという側面もあります。
ただし、予約制をとっている検査機関でも、当日受けることができる場合もあるようです。事前に直接、検査機関に問い合わせてみましょう。

目次へ戻る

Q10.郵送検査というものがあると聞きましたが

インターネットを通じて販売されている郵送検査キットは、スクリーニング検査のみを実施しています。スクリーニング検査陽性とは、HIVに感染しているかどうかが確定していない状態ですので、陽性と判定された時には、保健所で再度検査を受けるか、医療機関を受診し、確認検査を受ける必要があります。

【解説】

郵送検査とは、主にインターネットを通じて検査キットを購入し、自分で血液を採取し、検査会社に血液を送付して検査するものです。この場合、自分で血液の採取を行いますが、やり方が十分でないと、正しい結果が出にくくなります。
郵送検査で注意しなければならない点は、あくまでもこの検査はスクリーニング検査であり、確認検査の結果を受け取ることはできないということです。そのため、スクリーニング陽性という結果だった場合には、他の検査機関 や医療機関で確認検査を受ける必要があります。
また、結果を受け取った人が結果の意味を正しく理解し適切な行動をとるためには、落ち着いて、十分な情報を得ることが必要です。そういった情報提供を行っている会社もあるようですが、専門医療機関を紹介してもらえることはなく、陽性の結果となった場合は、自らがその情報を求めることになります。また専門医療機関には、実はサービスの質に格差があり、自分で病院のリストから最善の医療機関を判断することは難しいです。
どうしても郵送検査を利用する場合は、事前に、検査を受けて不安が生じたり相談が必要になった時の対応も準備しておくことが大切です。検査を受ける前や、もし陽性の結果となった場合には、HIVマップを参考にして電話相談などを利用することも大切です。

目次へ戻る

Q11.自分だけで検査できる検査キットが売っていると聞きましたが

国内で認可されたHIV自己検査キットはありません。個人輸入代行会社を通じて海外の製品を購入している人がいるようですが、粗悪なものも流通しており、正確な検査結果が得られる保障がありません。

【解説】

自己検査キットを用いた検査は、郵送検査と異なり、採血から結果判定まで本人が行う検査です。日本国内では一般人に使用を認めた自己検査キットはありません 。インターネットで個人輸入代行会社を通じて、購入する人がいるようですが、偽造品や粗悪なキットが出回っていることが分かっています。検査 キットそのものの精度が不明な点が問題です。

目次へ戻る

Q12.海外では、唾液で検査ができる検査キットが販売されていると聞きましたが

唾液で検査ができる自己検査キットが海外で販売されていますが、日本国内では認可されておらず、販売されていません。

【解説】

インターネットを通じて海外から個人輸入しようと考える人がいるかもしれませんが、偽造品、模倣品が出回っている可能性があります。また、日本語の十分な説明書がついているとは限りません。手技や手順が間違ってしまえば、正確な結果が得られません。日本で認可されている自己検査キットではありませんので、全て自己責任となります。

目次へ戻る

Q13.HIVには、HIV-1とHIV-2があると聞きました。検査で両方分かりますか

現在日本で行われているHIVスクリーニング検査は、HIV-1とHIV-2の両方の感染の有無をチェックしています。

【解説】

世界的に流行しているのはHIV-1です。一方、HIV-2は西アフリカの一部の地域、それらの流行地域と関連する地域に限定した流行です。ウイルスの病原性は弱く、病状の進行が緩やかなウイルスと考えられています。日本では、HIV-2感染者は数例に過ぎず、感染者のほとんどが、流行地域で感染したか、流行地域の出身者からの感染であり、HIV-2の流行は起きていないと考えられています。
現在日本で行われているHIVスクリーニング検査では、HIV-1とHIV-2の両方の感染の有無をチェックしていますのでご安心ください。

目次へ戻る

Q14.HIV陽性とわかったときに、セックスなどについて聞かれると聞いたのですが、なんで?

「感染症法」という法律のもと、陽性とわかった人の性別や感染経路などの情報を都道府県知事に報告する義務が検査施設にあるからです。ただし、氏名や生年月日などの個人が特定されるような情報は含まれません。

【解説】

保健所、検査所、病院などでHIVの検査をして結果が陽性だった場合、性別/ 年齢/住んでいる都道府県/感染が起きた地域と日づけ/感染経路などについて聞かれます。感染経路については、異性間の性的接触/同性間の性的接触/静注薬物使用/母子感染/その他かを聞かれます。ただし、個人が特定されるような情報は原則として聞かれることはありません。
これらの情報は、厚生労働省が行っている「エイズ発生動向調査」のデータとして活用されます。他の感染症と同じように、病気がどこで感染・流行しているのかを把握し、対策を行うためのものです。調査の結果は3ヶ月毎に報告され、1年毎に年報が発行されます(エイズ発生動向調査の報告についてはこちら)。
またHIVの診療の場面では、男性同性間の性的接触で感染した方に特徴的に起こる病気を見逃さないために、感染経路を聞くことがあります。

目次へ戻る