2008年度 調査結果
「MEN-Doキャンペーン」バー・アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。おかげさまで、2008年度には新宿、新橋、上野・浅草、野毛全体で110軒のバーの皆様にご協力いただき、1,514名からの回答をいただきました。みなさまの回答は今後の活動に役立たせるために大切に使わせていただきたいと思います。(実施期間:2009年1月31日〜1月17日)
アンケート結果の概要(分析対象者:1,514名)
回答者の年代と居住地
年齢は30代の方、東京都にお住まいの方が最も多かったです。平均年齢 36.6歳±12.2(最小年齢18歳から最高年齢76歳まで)でした。
過去6ヶ月のゲイシーンの利用状況
過去6ヶ月間にゲイバーやハッテン場等を利用した場所は新宿・大久保が最も多く、各エリアでの年齢別の割合は以下の図のとおりでした。(n=1,514名 複数回答)
また、過去6か月に97%の方がゲイバー、52%の方がミクシィやHugsなどのSNSを利用していました。
その他に、過去6ヶ月間に利用したものとして、ゲイのサークルやゲイの合コンなどがあり、それぞれ約1割の人が利用したことがあると回答していました。
また、同居者がいる人は全体の約4割でした。同居者がいる人の中で、一緒に住んでいる相手として一番多いのは家族や兄弟(同居者がいると回答したした人の約半数)で、次に多いのは同性のパートナーや友人(同居者がいると回答した人の約3割)でした。
HIV検査の利用状況
今までにHIV検査を受けたことがある方は全体で61%いました。検査の受検場所としては、都内の保健所や首都圏の病院などが多かったです。また首都圏内にある保健所の利用しやすさについては、利用しやすいと回答した方が22.9%、利用しにくいと回答した方が20.1%、わからないと回答した方が54.0%でした。
セックスの経験と過去6ヶ月のコンドームの使用状況
性行為については、9割以上の方が男性との性行為経験がありました。その中で、過去6ヶ月間にアナルセックスをしたことがある方は約6割でした。
さらに、過去6ヶ月間にアナルセックスをした人の中で彼氏・恋人・セクフレなどの相手とアナルセックスをしたことがある方は90.1%、ハッテン場や出会い系サイトで知り合ったその場限りの相手とアナルセックスをしたことがある方は57.0%でした。
過去6ヶ月間にアナルセックスをしたことがある926人の中で、コンドームを毎回使っていると回答した方は、47.7%でした。
皆さまのご協力の結果、以上のようなことがわかりました。
「エイズ予防のための戦略研究」MSM首都圏グループ(ぷれいす東京、RainbowRing、JaNP+)ではゲイ/バイセクシュアル男性にとって暮らしやすい街づくりをめざしていきます。今後とも是非ご協力をよろしくお願いいたします。
より詳細に分析した結果男性同性間のセクシュアルヘルス増進に関する研究をとりまとめたWEBサイトにて、順次公開していく予定にしています。詳細な検討が必要なため報告には時間がかかることがありますのでご了承くださいますようお願い申し上げます。
「エイズ予防のための戦略研究」MSM首都圏グループ 調査係
問い合わせ : senryaku.survey@gmail.com