2010年度 調査結果

2010年夏から年末にかけて実施した「MEN-Doキャンペーン」携帯電話アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。2010年度におこないました携帯電話アンケートでは、おかげさまで、341名からの回答をいただきました。みなさまの回答は今後の活動に役立たせるために使わせていただきます。

アンケート結果の概要(分析対象者:301名)

※本報告では首都圏在住のゲイ・バイセクシュアル男性のみを対象

回答者の年代と居住地

年齢は30代の方が41%と最も多く、東京都にお住まいの方が76%と最も多かったです。

回答者の年代と居住地の図

過去6ヶ月のゲイシーンの利用状況

過去6ヶ月間に利用したゲイバーやハッテン場等の場所は新宿・大久保が最も多く、上野・浅草、新橋が続きました。また、過去6か月に77%の方がゲイバー、32%の方がクラブを、69%の方がミクシィなどSNSを利用していました。過去6ヶ月のゲイシーンの利用状況の図

HIV検査の利用状況

今までにHIV検査を受けたことがある方は73%いました。検査の受検場所としては、首都圏の保健所が最も多かったです。

HIV検査の利用状況の図

セックスの経験と過去6ヶ月のコンドームの使用状況

性行為については、9割以上の方が男性との性行為経験があり、過去6か月に男性と性行為の経験がある方は全体の68%いました。その中で、過去6ヶ月のコンドームを毎回使った方の割合は、彼氏・恋人などの相手とは49%、セクフレ、ヤリ友などの相手とは54%、その場限りの相手とは64%でした(それぞれその相手とセックスをした人のみを対象)。

性行為の有無と過去6ヶ月のコンドームの使用状況の図

「エイズ予防のための戦略研究」MSM首都圏グループ(ぷれいす東京、RainbowRing、JaNP+、横浜Cruiseネットワーク)ではゲイ/バイセクシュアル男性にとって暮らしやすい街づくりをめざしていきます。どうぞ、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

より詳細に分析した結果は、男性同性間のセクシュアルヘルス増進に関する研究をとりまとめたWebサイトにて、順次公開していく予定にしています。詳細な検討が必要なため報告には時間がかかることがありますのでご了承くださいますようお願い申し上げます。