依存症FAQ

薬物依存症以外にも、依存の問題は様々にある。
ここでは、その他の依存についてお答えします。

Q.1 同居している彼氏がいるんですが、酒癖が悪くて毎日飲酒し、ときどき警察のお世話にもなっています。それでもお酒がやめられないようで、「病院に行こう」と言ってもいやがります。本人をつれていかないとダメなのでしょうか?

A.1 アルコール依存症が考えられます。普段はまともで仕事をちゃんとできている。しかし、飲めば失敗するとわかっていても「今度こそ大丈夫」と思わずにはいられないのです。また、明らかに深刻な状態なのに本人は気づかず、否定するのもアルコール依存症の特徴です。本人でなくても、恋人の立場で専門機関での相談や自助グループの参加ができるので、まずは相談してみてください。


Q.2 友人がパチンコにはまっています。「お金貸して」と頼まれて、断ったのですが、「サラ金に手を出させて、俺を破滅させる気か!」と怒りだします。大切な友達だし、関係は壊したくないのですが……。

A.2 友人はギャンブル依存症かもしれません。お金を無心されても、決して貸さないでください。お金を貸せば依存を助長することになりますし、「今回だけ」と約束しても、それが守られることはまずありません。厳しい話ですが、多重債務で自己破産になることで、本人だけがその結末を引き受けることができるのです。突き放してどん底を見せることが回復につながるのです。 友人の立場での、専門機関での相談や自助グループの参加ができるので、まずは相談されるといいでしょう。

Q.3 買ったのに箱から出していない服がたくさんあります。給料の大半がローンで消えてます。買った後は後悔するけど、つい買ってしまいます。これって買い物依存症ですか?

A.3 買う必要のないものを借金してまで買ったり、買ったままの状態で忘れることが多いのに、それがやめられないというのは、買い物依存症が考えられます。買った物品よりも、「買い物する」という行為自体にはまってしまう依存症なのです。クレジットカードやネットショッピングは便利な半面、お金を使っているという感覚がマヒしがち。借金が膨らんでしまう前に、専門機関に相談してみてはいかがでしょうか。


(※ 以上の文章は、『This is hope 依存症・メンタルヘルスのもんだい、そしてHIVのこと』より、一部文章を変えて引用しています。)


依存症の問題は、
治療につながることが回復への第一歩。
不安なことがあれば、まず専門機関に相談を!
「もっと知りたい人のために」で紹介している
パンフレットやWebサイト「HIVマップ」をみてみよう。