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ワクチンで予防できるよ

A型肝炎の流行が、“東京を中心に全国”に男性間で拡がっています!セックスのあいだや後に、ウイルスをふくむごく少量の便でも、口に入ると感染します。

CHECK POINT

  • 男同士のセックスで今年特に増えているのがA型肝炎
  • 東京だけでなく、他の都市部での感染も増加
  • 感染源は便。ワクチン&体をよく洗うことで簡単に予防できる

A型肝炎はワクチンで予防 !!

A型肝炎ウイルスの感染力は非常に強いですが、ワクチンによる予防が可能です。

初回、1ヶ月後、半年後の3回の皮下注射が必要です。
保険適応外のため値段は1回あたり6,000円〜10,000円程度です。3回の接種で、予防する効果は5年間有効です。ただし、医療機関によって価格が異なったり、接種する回数が異なる可能性があります。そのため、詳細については医療機関に聞いてみてください。

ワクチンの接種を希望する場合、まず近くの医療機関に問い合わせてみましょう。
ワクチンを接種できる場所の情報として、日本渡航医学会のホームページでは「学会推奨 国内トラベルクリニックリスト」を、厚生労働省検疫所ホームページでは「予防接種実施機関」のリストを紹介しています。

A型肝炎の流行が、
男性間で東京を中心に
全国に拡がっています!

全国と東京都 A型肝炎報告数 2018年度 4月〜8月

東京都内における、2018年に入ってからのA型肝炎患者報告数のうち、男性同性間での性行為を感染原因とされる報告が、昨年2017年の報告数を大幅に超えています。
また、東京都内に限らず、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、福岡県やその他、全国でも報告されてます。

感染が疑われる場合、消化器内科・肝臓内科・感染症科などの医療機関を受診しましょう。
その際自分から、「A型肝炎の検査を受けたい」と依頼することも重要です。

どんな症状が出るの?

A型肝炎ウイルスが肝臓の炎症を引き起こします。
さらにウイルスが肝臓で増殖して、急性肝炎を引き起こします。
A型肝炎ウイルスは症状が出る前も消えてからも、しばらくは便に排出され、気づかないうちに感染を拡げてしまうことがあります。

感染経路はどこから?

潜伏期間は約2~7週間です。
急な発熱、全身のけん怠感、食欲不振、おう吐など風邪に似た症状が出ます。

また、ウーロン茶のような色をしたかっ色尿や便の色が薄くなります。皮膚や目の白い部分が黄色くなったり(黄疸)、さらに重症化すると劇症肝炎や腎不全になることもあります。

感染の予防方法は?

A型肝炎ウイルスは汚染された食物だけでなく、ウイルスが入った便を介して、手、指、ペニス、アナルなどを通して口から侵入します。
具体的な行為としては、肛門周囲をなめる(ケツナメ、リミング)、肛門に触れたペニスをなめたり口に入れる、肛門に触れた指や手をなめる、などがあると感染します。

A型肝炎の治療方法は?

ハッテン場など複数の人とのセックスを行う場合は特に、しっかりシャワーを浴びたり、相手の人も洗ってからセックスをすることを徹底しましょう。
セックスやトイレの後や、調理・食事の前などに石けんと流水で十分な手洗いをすることで、感染のリスクを下げることができます。

A型肝炎の治療方法は?

肝炎の治療は一日中安静にして、肝機能が回復するのを待ちます。必要があれば点滴や薬による治療(対症療法)が行われます。
肝機能が回復するまでの期間は症状によって異なり、数週間から数ヶ月になる場合があります。
肝臓の数値が正常値になれば日常生活に戻ることができます。

そうなる前にワクチン!!

A型肝炎ウイルスの感染力は非常に強いですが、ワクチンによる予防が可能です。初回、1ヶ月後、半年後の3回の皮下注射が必要です。

保険適応外のため、値段は1回あたり約6,000円~10,000円です。3回の接種で予防する効果は約5年間です。

3人の体験談

男性20代

肝炎が流行っていることを聞いて、予防接種を受けようと思っていた矢先に、A型肝炎にかかってしまいました。ハッテン場には行っていたけど、ケツナメをしてたわけじゃないし、ビックリしました。ただ早めにわかったので、すぐに退院できてホッとしました。

男性50代

体調不良の際に病院の外来に行きましたが、インフルエンザの検査だけを受けました。解熱剤だけが渡され、A型肝炎であることの診断が遅れて、1ヶ月以上も入院することになってしまいました。症状が落ち着いても、ウイルスが体から出る期間が長いために、出会ったばかりのパートナーにも感染させてしまい迷惑をかけてしまいました。

男性30代

食欲がなくなって39度くらいの熱が出たので、いつものカゼとはちょっと違うなと思いました。自分でウェブを調べたらA型肝炎ではないかと思い、病院で「肝炎の検査をしてください」と伝えました。検査の結果、肝機能の数値があがっているのがわかり、入院安静を求められました。主治医からはA型肝炎で亡くなったケースもある、と聞いてとても怖くなりました。